擬宝珠
|
神輿屋根型屋台の天頂に取り付けられる宝珠を模したもの。通常擬宝珠は、宝珠部・かさ首、伏鉢の3つの部分で構成され、神が宿る依り代と考えられています。地区によっては擬宝珠に鯱(シャチホコ)を付けていたり、龍が巻いていたり、伏鉢部に彫刻が施されていたりと擬宝珠への装飾性を見ることができます。 |
紋(梅鉢)
|
家には家紋があるように、神社には神紋、屋台には屋台紋があります。神輿屋根型屋台には、棟の四面に大きな屋台紋が取り付けられています。屋台紋は、氏神様の神社の神紋、或いはその地区に由緒のある紋などが付けられている場合が多く、中には鯛や龍・立葵などその地区でしか見られない特徴的な紋もあります。屋台紋は、通常錺金具で作られ、立体的な仕上がりになっています。屋台の棟には、屋台紋を固定するための「紋木」が取り付けてあり、紋の形によって紋木の形状も様々です。紋木に取り付けた屋台紋は、紋の側面から釘を打って紋木に固定されます。構の屋台は、四面とも菅原道真公ゆかりの「梅鉢」となっています |
|
|