津田天満神社は、波静かな播磨灘に面した所で、市川や夢前川によって作られた沃野にあります。津田の名は、万葉集の山部赤人の歌にありますように古くから知られていましたが、平安時代に菅原道真公(菅公)が太宰府へ左遷された際に当地へ立ち寄られた伝説がありますので、その頃には夙に知られた土地であったと思われます。 従来の大歳神に菅公の徳を慕って天神を主祀して、更に加茂別雷神を合祀してあります。歴代天皇の参拝(御幸)も数多くあり、また西隣の英賀城下町の発展とともに栄えましたが、天正8年(1580)に羽柴秀吉が英賀城を攻めた時の類焼で、惜しくも社殿や古文書類が灰燼に帰してしまいました。幸い天神絵巻(国指定重要文化財)と木製太鼓(姫路市指定文化財)など数点が、氏子の手で救い出されて、社宝として保存されております。
海上守護神 芸能の神様 厄除けの神様。
大正9年(1920)構氏子有志が広島県の宮島から勧請する。
同年12月竣工し、式典は翌年4月29日盛大に挙行する。